loveless

気付いたら席順が若干変わっていて、あの子の隣に以前書いたイケメン君が座っていた。
最初はちょっと気になる程度だったがイケメン君の行動が徐々にエスカレートしだす。
気付いたらあの子の腕を持っている。
ピッタリくっついてるしボディタッチも激しくなる。
嫉妬の炎がメラメラと激しく燃えだす。
以前の俺ならすぐにイケメン君の腕を掴み「やめろよ!」と言ったはず。
でも、歳をとり昔に比べてすっかり自信を無くした俺には出来なかった。
ただただあの子とイケメン君の会話を見せつけられるのみ。
嫉妬の炎は徐々に諦めにも似た感情に変わりそうになる。
二次会に移動するも、イケメン君はあの子の隣をしっかりキープ。
二人のデュエットを見てた。ハッキリとした確信は無いが
電話番号orメアドを交換してたようにもある。
ツライ、キツイ、死にたい、消えたい…と、次々に沸き上がる感情。
モヤモヤとした気分のまま帰宅。
今日、良い感じでそのまま来週の食事会に繋げられたはずなのに…
何でこんな事になったんだろう…
自分の不甲斐なさに腹が立った。
彼女を助けたい気持ちもイケメン君と楽しそうに話す姿を見て折れる。
思ったより深く落ち込まずに前向きでいられてるのが唯一の救い。
来週からどうなるんだろうか…。