信長の野望

つくづく自分が嫌になるそんな日の出来事。
あの子との会話。
「私、休みの日は何もする事ないんですよー。だから一日中寝てばっかりで。」
普通の男ならこういう時はここぞとばかりにドライブに誘うもんだろう。
チャンスだ。紛れもない好機だ。こんな好機は二度と無い。
明智光秀なら間違いなく本能寺に攻め戻っている。
だが、どうだ。平成のヘタレ将軍こと俺はそんな言葉出てきもしない。
「遊んでないんだ良かったぁ〜」とか「彼氏いないみたいだな。よし!」とか考えてる始末。
彼女がいなくなってからもちろん落ち込みました。
どう考えても今まで温めてきたドライブ話を切り出すチャンスだったな…と。
完璧なまでのタイミングで出されたパスをシュートミスするダメな俺。
あぁあぁぁぁぁあー!もうこんなチャンス巡ってこねーだろ!
何やってんだ俺は!このままじゃドライブ誘うのも何だかんだ言って長引かせそうだ。
自分でルールを作って、その時に誘うと決めた!今、決めた!
ここに宣言する!次にあの子がメガネをかけてきた日にドライブに誘う!
滅多に無いがメガネをかけてるのを確認したらドライブに誘おう!
こういう決め事しないと一生誘えないからこれでいこう。