普通に15台。

慶応

世に、そして体制に中指を突き立てるのがパソクであるのなら、
その瞬間、俺は反逆の不協和音を奏でる紛れもないシド・ビシャスだった・・・。




と、TBSの野島ドラマから延々と続く主人公の呟きナレーション風に始めてみた。
まぁ、このフレーズはアレだ。財布の中にまともに金が無い俺が
仕送りまでのこの週末如何に過ごすかがかかっている二千円を握りしめ
マルエツに向かって歩き出した時に始まった。




午後六時、金本のホームランに躍る気持ちを抑えられずに
二千円で買える四日分の食料を文系の頭で必死に計算する。




午後八時、あり得ない糞巨人打線に辟易しながらアパートを出る。
マルエツで買えるだけの肉を買う。会計、1540円。
これで、タバコ一箱とペットボトルのお茶代くらいは残せた。





帰り道、アパートの近くを30人近い大群が占拠。
そう言えば、今日は金曜日だ。糞大学生が飲み会で浮かれてるんだ。
アパートに入ると、同時に隣の部屋の女が彼氏を連れて部屋から出てきて鉢合わせ。





マルエツで買った食料。  1540円。

タバコ代とお茶代に残した残金。   460円。

隣りの部屋のカップルが買いに逝ったコンドーム代。   1000円。

カテナeMacが未だに買えない怒り。     priceless